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シクロクロスミーティング 第3戦 安曇野大会

Cyclo Cross Meeting in Azumino
2006年11月23日(木)

街中では、ロードバイクばかりでなくシクロクロスも多く見かけるようになりました。カンチブレーキ、太めのブロックタイヤが装着しているので安心して乗れることからでしょう。ロードバイクとの違いについてそれ以上は詳しくは知らず、レースもMTBやロードは見たことありますがシクロクロスのレースは観たことがなく興味が沸き、実際にレース観戦へ行ってきました。今回は、シクロクロスレースについてご紹介します。

レース会場は信州安曇野。コースは、1周3.1キロの未舗装道、田んぼ、深い砂地、人工的な障害物を走り抜けます。人工的な障害物とは、高さ30センチくらいの柵です。そこでは、選手がバイクから降り、バイクを持ち上げ、柵をまたぎ、バイクに飛び乗る、という一連の動作が行われ、これがシクロの特徴です。レースはカテゴリーごとに決められた時間内にコースを何周走れるかを競います。カテゴリー1は、60分、カテゴリー2は、40分、カテゴリー3・マスターズは、30分。レディースのカテゴリー1は、40分、カテゴリー2は、30分です。

バイクについて、ホイール周りはケブラータイヤの32cまたは34cのブロックタイヤで、空気圧は2キロくらいだそうです。カーボンリムを使用している人もいました。また、カテゴリー1の選手は、レース中にバイクやホイールを交換してもOK。泥との戦いでもあるレースだからです。泥がつまったときに交換して、サポートがいる場合は交換したバイクやホイールを洗ってまたピットに置くそうです。バイクにボトルケージがない選手もいます。手を離す間はなく補給はしないからだそうです。ウェアはワンピース。バックポケットがありません。サングラスやグローブをしていない選手もいます。これも泥対策のためだそうです。シューズはMTBシュースで先端はスパイクのようになっています。瞬間的に装着できるようなペダルです。激しい短時間での勝負と泥との戦いがそのシンプルなスタイルを作っているのがわかりました。

トップクラスであるカテゴリー1のレース結果は、シーズン5連覇を狙っている辻浦圭一選手の優勝でした。

冬シーズンに始まるレース、シクロクロス。本場ヨーロッパではロード選手がシーズンが終わり、冬はシクロクロスに参戦している選手も多いそうです。また熱狂的なファンも多くコース脇には人が埋め尽くすそうです。ベルギーでは、冬の短期間にかかわらず夏のロードレースよりも数が多いとか。

>> 日本シクロクロス競技主催者協会 (略称 AJOCC)

海外ではこんなシクロクロスレースも行われているようです…。
>> http://www.hanskellner.com/videos/cycling.html


 アルプスをバックに激戦は繰り広げられた

Thanks to Mr.Suwa&Mr.Kikuchi


  スタートシーン


 田んぼの中を走り抜ける


 人工の障害物をクリアする


 砂地は担ぐ場合もある


 ピット風景