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第12回 JBCF 石川サイクルロードレース 東日本大震災復興支援大会

Jフェミニンツアー第16戦

2013年7月14日(日) 天気:くもり時々晴れ時々にわか雨
主催:全日本実業団自転車競技連盟
会場:福島県石川町・淺川町周回コース
女子競技:40.8キロ=13.6キロx3周
結果:FAD / 完走:4名 / 出走:15名 / エントリー:15名

東北自動車道の矢吹を降りて、あぶくま道路を行く。
昨年通ったときは、道路はまだ補修したというくらいで、デコボコしていた。
今年は、アスファルトの舗装がなされて、ニュースでは見えないところでも、
少しずつ復興が進んでいることがうかがえて、よかった。

午前中のレースでチームメイトWさんの優勝があり、力水をもらう。
気持ちを集中させてくれた。
スタートラインにつくと、隣に並んだ選手と、あいさつがてらに少し話す。
15名の女子選手がスタート。
レースメイクは西選手。
西選手がゆっくり走れば、その他全選手がゆっくり。
西選手が動けば、全員が動く。
二つ目の登りで、西選手がアタックをかけて、チリヂリに。
先頭集団を見送り、追いかける。
一人の選手と足が合い、うまくローテが回った。
一周過ぎ、二周目に入り、時々にわか雨があるが、
お互い得意なところがわかって、声を掛け合い、回して走った。
三周目に入った。
「おっ、いける!」
トップから5分が経過したらレースを降ろされるという、厳しい石川の規則。
最終周回でギリギリ入ったか。
前を走る選手が見えてきた。
追いついて、三人になったが、うまく回らず、私が排水溝と白線にうすく路面についた水滴にびびり、少し離れてしまった。
前でさらにもう一人追いついたのが見え、追いつけるかと思ったが、
最後のペースアップで遠のいた。
登りに入るとバラバラになって、なんとか前の選手が見えている。
あきらめずに、力を振り絞って、ゴールに向かった。
そして、ゴールラインを越える。

ゴールができたこと、力を振りしぼって走れた充実感が沸いてきた。
二周を一緒に走った選手がすぐに見えて、お互い励ましてゴールにたどり着けたと、喜び合った。
石川の規則は厳しいから、ゴールにたどり着けても、リザルトには残らないかもしれない。
けれど、力いっぱいゴールまで走ったから、どっちでもいいね、って称えあった。
そういえば、スタートで「よろしく」って、言っていたね。やっぱり、言っておいて、よかったね、と気持ちよく走りきったレースになった。
以前、小川村のレースで熱心に応援してくた選手と同じチームだった。
あの時の恩が返せて、よかった。

翌日、リザルトを見ると完走になっていた。
体力が戻ったのが実感できた完走、次の目標が考えられる完走。
規則が厳しい石川、数少ない公道レースでコースが良い石川。
2008年以降BR-2女子のカテゴリーが廃止されてから、もう完走は無理だと思っていた。
完走を目標とは、ロードレースとして何と戦っているのかわからないが、それほど私にとって、ここの壁は高かった。
チームメイトの優勝と共に、嬉しい気持ちがずっと続いた。

−加筆(2013.7.29)−
7/23改訂版のリザルトにて、結果がFADとなりました。
ゴールはしたけども、順位が残らないということです。
また来年へ向けて、がんばります。