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第33回 チャレンジサイクルロードレース

2008年4月6日(日)天気:晴れ 会場:日本サイクルスポーツセンター
出場クラス:A-F 20キロ
コース:5キロサーキット(左周り)x4周
エントリー:25名 出走:21名 結果:11位

チャレンジロードは、シーズン始めの全国から選手が集まる大きなレースでレベルは高い方。
私はこの1年間、レースに参戦することで国内のロードレースのことが少しづつわかってきた。
レースというものは、出走選手の顔ぶれと主催団体でそのレベルと内容がわかる。
今年、私が出場するクラスは、A-Fクラス。
このクラスは、競技者として日本自転車競技連盟へ前年度から登録を継続した女子選手が参加するカテゴリー。
出走者リストをチェックすると、昨年度の優勝者は出ないものの常連実力者や
学生などの若い力の台頭で厳しいレースになる事が予想された。
私は今回のチャレンジロード出場を次のステップへ向けて目標にして練習してきた。
そしてココのところの中では、最も体に力がついた感じがしていた。
でもレース当日の体調は、今まででの中で1番くらいに悪かった。

14:00 男子のエリートクラスの後、1分後女子のスタート。
始まりは下りから、橋を越え、登りが始まる。
先頭集団の誰もが様子を見ながら、登っている。
下りが始まる。風が強いせいか、慎重に並んで勢い良く下る。
その後の登りで、集団はバラけた。
私は体に力が入らない。登りでスピードがでなかった。
10人くらいは、前へ行ったか。もう先頭と離れてしまった。
1周くらい走れば、汗をかけば、負荷をかければ、心拍が上れば、
体調が戻るかもしれないと思っていたけど、よくならない。
ギアが1枚ずれているんじゃないかと思うほど、ペダルが重く感じ回らない。
前後にいる選手とお互い得意とするところで、抜きつ抜かれつ走る。
走れば走るほど楽しくなる、いつもとは違い周を重ねるごとに体がきつくなる。
前を走る選手からジワリと差が広がっていく。
最後の半周、残りの力を出し切って走った。
ホームストレートで、ゴール寸前に差されて11番目のゴールになった。
先週といい、いい走りができなかった。
しかし、これが今の実力なんだ。

夜、総監督(父)から電話があった。
「体調悪くて、ダメだった。」
と私。3月に体調を崩したことを知っていた父は、
「1度体を壊したたら、練習を少しから始めなくちゃだめだよ。同じ量から始めたら、またやられるよ。」
いつも、すべてを見透かしてわかっているようなアドバイスだ。

思い返せば、去年初参加だったチャレンジレースも思うように走れずに終わってから悔しくて、
次のレース、次のレース…、といってレースシーズンが続いた。
もし去年のチャレンジで満足のいく走りができていたらレースを続けていなかったかもしれない。

翌朝、睡眠がとれた安堵で悔しくて悔しくて、何度も泣いた。
そうやって悔しい思いをして、シーズンが始まるんだ。