風と体感温度

山ではアンダーウェアの選択が命取りになるほど大事と説明しました。
自転車は、そんなに命には関係ないと思われるかもしれません。
昨夏、都心で行われた花火大会で、急に天候が変わり大雨が降ったとき、ゆかたを着ていた女性が救急車で運ばれたとニュースがありました。
雨で濡れたゆかた(綿)が体にまとわりつき、風が強くなり、女性の体温が下がり低体温症になって動けなくなったそうです。
生活圏内でも状況によっては、山と同じようなことが起こります。
自転車スポーツは、スピードによる風を常に受けて運動しています。
汗で濡れて乾きが遅いアンダーウェアを着ていては、体感温度が下がります。
体感温度は、難しい計算式でもあるように、風の強さと気温、湿度でわかります。
また、峠など登った後の下り。登っているときは汗いっぱいかきますが、すぐに下りに入ると、力が入っていない状態で風を受けます。
このようなところへ出かけるときには、<ウィンドシリーズ>がおすすめです。
自転車スポーツは、汗と風がいつもとなり合わせです。
また天気により風が強いと、思ったよりも体が冷えてしまいます。
出掛ける前に、コースや強度、時間を考えてウェアを選び、コンディションを整えるためにもアンダーウェアの選択は重要になります。